Fig.1 ダークフレームの全フレーム平均値とチップ冷却温度依存性 上から露出時間1秒、30秒、60秒及び180秒の時の各冷却温度に対する 全フレーム平均値をプロットしたものである。エラーバーはそのフレー ムにおける全ピクセルのカウント数の分散を表している。露出時間が長 くなるとそれに従ってバラツキも大きくなるが、冷却温度が-15度より低 くすれば、バラツキを+/-100カウント程度に押さえられるようである。 なお、露出時間が180secのグラフについては縦軸が他の3つと違うので 注意。(これについては温度を低くしてもバラツキが500カウント程度で るようである)
Fig.2 ダークフレームの平均カウント数の露出時間依存性
各冷却温度におけるダークフレームの平均カウント数の露出時間依存 性である。ここで,各温度は中心温度+/1.5度を取っている(Fig.1のよ り、この取り方は妥当と思われる)図中の各直線は,それぞれの冷却温 度における値を直線回帰(y=a x + b)したものである。各パラメーターは 次の通り。 -25度 a=0.18 b=3748 -20度 a=0.41 b=3752 -15度 a=0.46 b=3758 -20度のデーターについて露出30秒の方が60秒に比べて平均カウント数が 大きくなっているが、全体的にはバラツキが大きいもののだいたい露出時 間に比例して減少しているようである。
使用機材 ・Pictor 416(Chip:KAF-400,Serial #:400748) 中田氏所有 ・外気冷却方法 -10度までは室温 -15度までは冷却は冷蔵庫 -25度までは冷凍庫
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